バランスーアンバランス 変換機 自作 #1
- audiomodify
- 2017年4月4日
- 読了時間: 2分

TASCAM US-2x2 の導入時から予定していた、バランス信号をアンバランス信号に変換する、
変換機を自作した。
■デジット・オリジナル「平衡-不平衡変換アンプキット」
Texas Instruments INA2134PA を使用。
ゲインを増やす必要は無いので、INA2134PAのゲイン1倍タイプ「BALUN_2134」を選択。
データシートを見る限り非常に高音質。
高性能オーディオアプリケーション向けに完全に規定されており、
低い歪み(1kHzで0.0005%)と高いスルーレート(14V /μs)を含む
優れたAC仕様を備えており、良好な動的応答を保証します。
今までのコールドとグランドを繋げただけの簡易変換ケーブルとは根本的に違う。
音は一皮剥けた感じ。定位がしっかりして芯が感じられる。
最も変化が感じられたのは、低音域。
以前の簡易変換ケーブルで聴いていた低音は量感が少ない印象。
バランスーアンバランス変換機を通した後の音は、低音にゆとりを感じる。
スピーカーのFountek FE85は低音は出る方では無いので、元々低音はカサカサした感じだが、
バランスーアンバランス変換機を通した後は低音域がしっとりとして無理なく聴ける。
以前は低音域に少量のひずみ感もあったが、それがなくなってスッキリした。
Fountek FE85からの低音の量が増えたと言うより、質が変わったという印象。
よくヘッドフォンのバランス化で音が変わるという話があるが、
スピーカーでもバランス信号をアンバランス信号に高品質で変換出来ていれば音は変わる、
というのが結論。
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